踵骨骨折患者の健康関連QOL
Point ・踵骨骨折患者の健康関連QOLを調査した後方視的コホート研究 ・踵骨骨折患者は健康関連QOLが低く慢性的なdisabilityに悩まされる ・女性,内科・精神疾患を持つ患者は低く,反対に骨折重症度等は影響しない 〇引用元 Alexandridis G,...
大腿骨頚部骨折の回復速度別に見たリハ内容の調査 〜Practice-based evidence〜
Point ・回復速度で大腿骨頚部骨折患者のリハ内容が変わるのかという調査研究. ・回復の遅い群ではより基礎的な訓練,早い群では応用訓練が行われていた. ・今後の介入方法を作っていくうえで必要なデータとなる. ○引用元 Siebens HC, Sharkey ,...
膝蓋大腿関節痛症候群の治療アルゴリズムの評価:予備研究
Point ・「PFPS治療アルゴリズム」を作成し臨床応用可能か調査した試験的なRCT ・アルゴリズムは患者を不安回避、柔軟性、マルアライメント、筋力強化のサブグループに分類し段階的に治療をすすめる ・アルゴリズム使用によりAKPS,GROCスコアは改善し、今後の研究発展は...
鎖骨骨折のみ内固定されたfloating shoulder の機能成績
Point ・鎖骨骨折のみ内固定されたfloating shoulderの機能成績を後ろ向きに調査 ・多くの患者は良好な肩関節ROM,疼痛軽減,仕事復帰を果たし機能成績は良好であった ・転位の少ないfloating shoulderは鎖骨骨折内固定のみで機能回復を期待できる...
アキレス腱断裂後に対する早期リハビリテーションを用いた手術療法と保存療法の比較 無作為化比較試験
Point ・アキレス腱断裂に対する強固な腱縫合&早期リハv.s.保存療法 ・再断裂率は手術療法0%,保存療法10% ・手術療法は保存療法と比べて3, 6, 12ヶ月での機能成績が有意に上回ることがなかった ◯引用元 Olsson N, Silbernagel KG,...
膝関節内骨折の後療法におけるCPMの使用
Point ・膝関節内骨折術後に使用するCPMの効果を検証した ・CPM使用の有無に関わらず術後2週,6週,3ヶ月,6ヶ月での膝ROMは同様 ・CPMを拒否する患者も多く,結果をみてもCPM使用の利益は無い. ◯引用元 Hill AD, Palmer MJ, Tanner...
膝蓋骨骨折の骨接合術後アウトカム:機能障害の評価
Point ・膝蓋骨骨折骨接合術後患者30例の機能アウトカムを術後3,6,12ヵ月時点で評価 ・各評価時期で健側比30%以上の大腿四頭筋筋力低下を認めた ・対象の80%に膝前方部痛(AKP)が残存しておりAKPが筋力低下や機能障害に影響していることが示唆された ◯引用元...
関節周辺骨折における荷重のエビデンス
Point ・下肢関節周囲骨折の早期荷重について有効な文献をレビュー ・各関節周囲骨折で早期荷重を行っている論文はいくつかある ・整復損失のリスクが高い骨折については荷重を制限することを推奨 ◯引用元 Haller JM, Potter MQ, Kubiak EN....
CTで測定した大腿骨近位部骨折後2ヶ月での大腿筋の左右差
Point ・受傷後2ヶ月の大腿骨近位部骨折患者の大腿筋をCTで評価 ・骨折側の筋断面積は9.2cm2ほど減少,筋内脂肪は2.8cm2増加 ・骨折側は筋萎縮が進んでいることが明らかとなった ◯引用元: Miller RR, Eastlack M, Hicks GE, et...
術後理学療法エクササイズ中の生体内股関節負荷
Point ・股関節内に機器を埋め込み, 股関節内の負荷を測定した生体力学的研究 ・術側片脚ブリッジは歩行時よりも大きな負荷を生じる運動である ・荷重制限がある場合,理学療法エクササイズの決定には注意が必要 ◯引用元: Schwachmeyer V, Damm P,...